「副業に活かせるプログラミング言語には何があるの?」「スキルがあれば稼げるって聞くけど、どの言語を学べばいいのか分からない」といった疑問を持つ人も多いのではないかと思います。

プログラミング言語にはさまざまなものがありますが、言語によって案件の内容や単価、必要なスキルレベルは大きく異なるため、後悔しないためにも慎重に選定をしたほうがよいでしょう。

そこでこの記事では、プログラミング言語の選び方、それぞれの言語ごとの案件の大小、報酬水準などを紹介するとともに、副業におすすめのプログラミング言語とその特徴を紹介します。

プログラミングの副業案件の近況

プログラミングに関する副業はどのような状況なのでしょうか。近況を調査しました。

副業を行っているエンジニアは?

近年、副業に対するエンジニアの関心は急速に高まっています。 副業に関する調査によると、約7割のITエンジニア・クリエイターが「休日や業務時間後などの空いている時間に副業をしたいと考えている」とされており、そのうち約6割がすでに行動を開始しているという結果になりました。

ただし、「副業実態・意識調査結果【個人編】」では、副業に関心を持つITエンジニアが約4割いる一方、実際に副業をしているのは1割程度にとどまっているというデータもあります。

副業を始める理由としては「収入を増やしたい」がもっとも多く、ITエンジニアの副業案件の報酬は比較的高めで、1時間あたり4,000〜4,500円の案件も珍しくありません。スキルや経験に応じて、月に数万円から十数万円の副収入を得ることができるため、多くのエンジニアが本格的な副業に乗り出しているのが現状といえるでしょう。

副業の内容

では、エンジニアが行っている副業はどのような内容なのでしょうか。上の「副業実態・意識調査結果【個人編】」によると、「本業と関係がある内容」を副業としている人の割合は全体で24.2%だったのに対し、IT技術・クリエイティブ職では40.8%と大きく上回っています。この傾向から、エンジニアが専門性を活かして副業に取り組んでいることがわかります。

また、「副業の実態調査」によると、約5割が「100人未満」の規模群で副業をしており、ベンチャー企業の案件を受けていることがわかります。一方で、大手企業における副業人材の活用はまだ進んでいないという結果となっています。

柔軟な働き方を取り入れるベンチャー企業の文化や即戦力を求めるニーズが、副業市場でのエンジニアの活躍を後押ししているといえるでしょう。

副業をするプロミング言語の選び方

副業を行うプログラミング言語はどのように選べばよいのでしょうか。その選び方を解説します。

案件単価や報酬の高さをチェック

副業で使うプログラミング言語を選ぶ際は、案件単価や報酬の水準を確認することが大切です。副業案件では、同じ作業時間でも言語によって報酬単価が異なり、得られる収入が大きく変わってきます。限られた時間のなかで効率よく稼ぐには、単価の高い言語を選ぶ必要があります。

たとえば、PythonはAI・データ分析系で案件単価が比較的高めです。また、GoやTypeScriptはバックエンドやWebサービス開発で注目されており、スタートアップなどから高単価案件が多く出ています。一方、HTML/CSSのようなマークアップ系は初心者向きではありますが報酬は抑えめです。

副業でプログラミングを始めるなら、自分のスキルと相場を照らし合わせつつ、なるべく単価の高い言語に取り組むことが収益面で有利になるでしょう。

需要のある言語を選ぶ

副業で使うプログラミング言語は、需要のあるものを選ぶことが大事です。

需要がある言語は案件数も多く、継続的に仕事を受けやすいため、安定した副収入につながります。さらに実務経験を積む機会にも恵まれやすく、スキルアップやキャリア形成にも好影響を与えるでしょう。一方で、案件が少ない言語を選んでしまうと、習得しても仕事に結びつかず、収入や実務経験が得られないリスクがあります。

このように、現時点で多くの企業やプロジェクトで採用されている言語を選ぶことで、副業の成功率を高めることができるでしょう。

学習コストと習得のしやすさを考慮する

副業で使用するプログラミング言語を選ぶ際には、学習コストと習得のしやすさを考慮することが重要です。

副業は本業の合間を縫って取り組むことが多いため、限られた時間の中で効率的にスキルを習得できる言語を選ぶ必要があります。習得が難しく時間のかかる言語を選んでしまうと、案件獲得までに時間がかかりすぎ、副業としての成果を出すのが難しくなってしまいます。

例えば、Pythonは文法がシンプルで初心者にも理解しやすく、機械学習やデータ分析など副業案件が豊富な分野でも広く使われているため、学習コストと実用性のバランスが取れた言語として人気があります。

このように、副業で成果を出すには、学習コストと習得のしやすさを踏まえたプログラミング言語選びが大切なのです。

副業で稼げるプログラミング言語10選

まず、単価の水準が高く、稼ぎやすい副業を紹介します。2024年の「エンジニア言語の年収ランキング」を見ると、フリーランスエンジニアのプログラミング言語の年収順は以下のような結果となりました。

順位 言語 時給 年収
1 Go 6,755円 1,362万円
2 Kotlin 6,489円 1,308万円
3 Python 6,197円 1,249万円
4 TypeScript 6,124円 1,235万円
5 Swift 6,121円 1,234万円
6 Ruby 5,624円 1,134万円
7 JavaScript 5,157円 1,040万円
8 Flutter 5,079円 1,024万円
9 Unity 4,894円 987万円
10 PHP 4,826円 973万円

それぞれの言語について解説していきます。

出典:SOKUDAN Magazine(https://magazine.sokudan.work

Go

Goは、Googleが開発したコンパイル型のプログラミング言語で、シンプルかつ高性能な設計が特徴です。特にWebアプリケーション開発やサーバーサイド処理、インフラ構築などで広く利用されています。

副業市場においてGoのニーズは年々高まっており、2024年の調査では時給6,755円・年収1,362万円と、すべてのプログラミング言語の中でトップの報酬水準を誇ります。これは、Goエンジニアの希少性とスキルに対する需要の高さが反映されている結果です。

副業案件の内容としては、マイクロサービスの構築やAPI開発、インフラの自動化などが多く、実務経験やスピード感のある開発対応が求められます。高単価で効率よく収入を得たい方にはGoは有望な選択肢といえるでしょう。

Kotlin

Kotlinは、Androidアプリ開発で広く利用されているモダンなプログラミング言語です。Googleが公式にAndroid開発言語として採用しており、Javaと高い互換性を持ちながら、より簡潔で安全なコードが書ける点が特徴です。

上のランキングデータでは、フリーランスのKotlinエンジニアの時給は6,489円、年収は1,308万円と、Goに次ぐ2位の高水準を記録しています。特にモバイルアプリ開発の需要が引き続き高く、保守運用や新機能の追加など、リモートでも取り組みやすい副業案件が豊富に存在します。

高単価かつ継続案件も多いため、モバイルアプリ開発に自信がある方にとって、Kotlinはおすすめの言語です。

Python

Pythonは、機械学習・データ分析・Web開発など幅広い分野で活躍する汎用性の高いプログラミング言語です。シンプルな文法と豊富なライブラリ群により、初心者から上級者まで幅広く支持されています。

上の調査によると、フリーランスのPythonエンジニアの時給は6,197円、年収は1,249万円と高水準で、安定した人気と需要を維持しています。副業においても、AI関連の開発、データ可視化レポート作成、自動化スクリプトの作成など、リモートで対応可能な案件が多く見られます。

専門性が高く報酬も見込めるため、データサイエンスや機械学習分野で副業を検討しているエンジニアにとって、Pythonは有力な言語でしょう。

TypeScript

TypeScriptは、JavaScriptに静的型付けの要素を加えた言語で、保守性の高いフロントエンド開発に広く活用されています。近年ではフロントエンド開発を中心に広く採用されており、ReactやNext.jsなどのモダンなフレームワークとの相性も抜群です。

上の2024年のデータによると、フリーランスのTypeScriptの時給は6,124円、年収は1,235万円と高水準です。副業市場でも案件数が多く、単発のUI改修から長期的な機能追加・保守運用まで、さまざまな業務に携わるチャンスがあります。

TypeScriptは習得コストも比較的低く、JavaScript経験者にとってスムーズに移行できるため、副業初心者のエンジニアにもおすすめの言語といえるでしょう。

Swift

SwiftはApple製品のアプリ開発に使用されるモダンなプログラミング言語で、特にiOSアプリの開発において高い需要があります。2024年の調査によると、フリーランスのSwiftエンジニアの平均時給は6,121円、年収換算で約1,234万円となっています。

AppleのApp Storeを通じて提供されるiPhone・iPad向けアプリの需要は根強く、個人開発や受託開発、副業としても安定した案件数が見込めます。副業案件では週1〜2日稼働で10万円以上の報酬を得られるケースもありますし、高単価かつ効率的に稼ぎやすい言語といえるでしょう。iOS市場の拡大とSwiftの専門性の高さから、Swiftは副業でも高収入を期待できる有力な選択肢です。

※「Swift 副業」の記事へのリンク

Ruby

RubyはWebアプリケーション開発に強みを持つプログラミング言語で、特に「Ruby on Rails」フレームワークを活用した開発が副業案件でも人気です。

上の調査では、フリーランスのRubyエンジニアの平均時給は5,624円、年収は約1,134万円となっており、フリーランス市場でも引き合いが強い言語のひとつであることがわかります。

Rubyはシンプルで読みやすい文法が特徴で、スピーディに開発ができるため、スタートアップや中小企業でのニーズが高く、副業でも短期開発案件が豊富です。たとえば、数週間単位で稼働する「管理システム構築」や「既存Railsアプリの改修」といった案件が見受けられます。

JavaScript

JavaScriptは、Web開発に欠かせないフロントエンド言語であり、副業市場でも多くの案件が存在します。調査によると、フリーランスのJavaScriptエンジニアの平均時給は5,157円、年収は約1,040万円となっています。

HTMLやCSSと組み合わせたUI開発だけでなく、Node.jsを使ったサーバーサイド開発や、React・Vue.jsといったフレームワークを用いたSPAの構築も含め、副業での対応範囲は幅広いです。稼働時間が少なくても対応できる案件が多く、平日夜や週末の空き時間を使って収入を得たい人にとって相性のよい言語といえるでしょう。

Flutter

FlutterはGoogleが開発したクロスプラットフォーム対応のフレームワークで、iOS・Androidの両方に対応したアプリをひとつのコードベースで開発できるのが最大の特徴です。Flutterを扱うフリーランスの平均時給は約5,079円、年収ベースでは1,024万円となっています。

特に、スタートアップや中小企業のモバイルアプリ開発案件においては、Flutterの需要が高まっており、副業案件も豊富に存在します。短期案件や週数時間から対応可能なプロジェクトも多いため、本業と両立しながら収入を得たいエンジニアにとって魅力的な選択肢でしょう。

Unity

Unityはゲーム開発を中心に広く利用されているプラットフォームで、2D・3Dゲームの制作だけでなく、メタバースやXR領域の開発にも活用されています。2024年時点でのフリーランスにおける平均時給は4,894円、年収では約987万円となっています。

副業案件としては、インディーゲームやプロモーション用のミニゲーム開発、VR研修システムの制作などがあり、稼働時間が限定的でも対応可能なプロジェクトも存在します。特に、Unityに加えてC#や3Dモデリングに関する知識があると、より高単価な案件を受けやすくなります。

本業でゲーム開発に関わっている方やXR領域に興味のある方にとって、副業としても将来性の高い言語・環境といえるでしょう。

PHP

PHPはWeb開発において広く使われているサーバーサイド言語で、特にWordPressやECサイト、業務系Webシステムの構築などで根強い需要があります。2024年のフリーランス市場における平均時給は4,826円、年収換算で約973万円と、依然として高水準を維持しています。

副業案件としては、企業のWebサイト改修やCMSのカスタマイズ、ECサイトの保守・機能追加などが多く、比較的短時間の稼働でも成果を出せる内容のものも多いです。Laravelなどのフレームワークを扱えると、より高単価の案件獲得が期待できるでしょう。

学習コストが低く、副業初心者でも取り組みやすいため、Web系の副業を始めたい方には特におすすめの言語です。

案件数が多く副業しやすいプログラミング言語5選

案件数が多いプログラミング言語であれば、副業として仕事を得やすいです。求人数が多い「プログラミング言語」ランキングを見ると、案件数が多いのは以下のような言語になりました。

順位 言語 案件比率 月収
1 JavaScript 21.2% 87万円
2 PHP 13.0% 81万円
3 Python 12.9% 104万円
4 TypeScript 11.0% 103万円
5 Ruby 10.7% 94万円

これらのプログラミング言語について解説します。

JavaScript

JavaScriptは、副業において最も案件数が多いプログラミング言語です。実際、調査データによると全体の案件比率は21.2%と非常に高く、他の言語を大きく上回っています。ただし、案件数が多い一方で、報酬水準はやや低めである点には注意が必要です。

JavaScriptはHTMLやCSSと組み合わせて使用されることが多く、Webサイトの更新やランディングページ制作、簡単なアニメーション実装といったライトな案件も豊富です。これらの案件は「週1〜2日」「平日夜のみ」「フルリモート」など、柔軟な働き方が可能なものが多いため、本業と並行して無理なく取り組める副業を探している方にとっては魅力的な選択肢といえるでしょう。

PHP

PHPは副業案件の比率が高く、安定して案件を受けやすいプログラミング言語のひとつです。調査では全体の案件比率は13.0%で、JavaScriptに次いで2位に位置しています。PHPはWordPressや各種CMS、業務系Webアプリのバックエンド開発などで幅広く活用されており、特に中小企業やスタートアップの案件で根強い需要があります。

実務では、既存サイトの修正や機能追加、簡易的なECサイトの構築など、比較的スモールスタートな案件も多いため、副業としての取り組みやすさが際立っています。PHPは案件の絶対数が多く、副業としても手を出しやすい環境が整っているため、安定的に稼ぎたい人にとっておすすめの言語です。

Python

Pythonは案件数が多く、副業案件でも人気の言語です。案件比率は12.9%で全体の3位に位置し、月収の平均も104万円と高水準にあります。

副業では、企業の業務効率化やデータ処理をサポートするスクリプト開発、DjangoやFlaskを用いたWebアプリの構築、AI関連のモデル実装など、リモートで対応可能な案件が多く存在します。また、技術トレンドとの親和性が高く、実務経験が積みやすいため、副収入だけでなくキャリアアップにもつながる点が魅力です。

Pythonは報酬水準も高く、スキルの応用範囲も広いため、専門性を活かして副業に挑戦したい人におすすめの言語です。

TypeScript

TypeScriptの案件比率は11.0%と上位に入り、月収も103万円と高水準です。大規模なフロントエンド開発や保守性の高いWebアプリケーション開発に重宝されているので、案件数・報酬ともに高くなっていると考えられます。

副業案件では、ReactやVue.jsなどのモダンフレームワークと組み合わせた開発案件が多く見られ、設計から実装、レビュー対応までを担うケースもあります。週2〜3日やリモート前提の案件も増えており、本業の合間に収入を得たい人にも適した言語といえるでしょう。

Ruby

Rubyの案件比率は10.7%と上位に位置し、月収も94万円と安定した水準を保っています。特にRuby on Railsを使ったWebアプリケーションの開発需要が高く、スタートアップや中小企業を中心に案件が豊富です。

副業では、既存サービスの保守・改修や、新規機能の追加、テストコードの整備といったタスクで募集されることが多く、短時間の稼働でも対応可能なケースが多くあります。特にRailsを使った開発経験がある方にとっては、実務経験を活かして副収入を得やすい環境が整っています。

Rubyは習得コストも比較的低く、業務範囲も柔軟なため、副業初心者にとっても取り組みやすい言語といえるでしょう。

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副業でプログラミングを活かしたいと考えている方にとって、言語選びは収入や継続性を左右する重要なポイントです。単価が高く、案件数が豊富で、学習コストとのバランスが取れている言語を選ぶことで、限られた時間でも効率よく副収入を得ることが可能になるでしょう。

実際に副業を始めるには、案件を探したり、自分に合った仕事を見極めたりといったステップが必要です。特に初めて副業に挑戦する方にとっては、「どのように仕事を見つければいいのか」「自分のスキルで通用するのか」といった不安もあるでしょう。

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