「Go言語を活かして副業できないかな?」「エンジニアとして収入を増やしたいけど、Go言語って副業に向いてるの?」のように考えている人も多いのではないでしょうか。
近年、Go言語は高性能なWebアプリケーションやマイクロサービス開発で注目されています。ただ、Go言語の案件にはさまざまな種類があるので、自分に合った案件を見極めるためにも、事前に求められるスキルセットや業務内容を把握しておくのがよいでしょう。
この記事では、Go言語が副業に向いている理由、具体的な副業の種類、案件獲得のコツについて詳しく紹介します。
目次
Go言語の副業案件の需要は?
近年、政府は「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定・改定し、労働者が安心して副業に取り組める環境を整備しています。こうした流れを受けて、Go言語を活かした副業案件も着実に増えてきていると言えるでしょう。
案件が多い
副業を含むエンジニアの仕事全体において、Go言語に関する案件は増加してきています。「Goエンジニアの調査レポート」によると、フリーランスエンジニア向けの案件数ランキングにおいて、Go言語は全体の6.2%を占め7位に位置しています。CやJavaといった歴史のある言語が上位を占めるなかで、比較的新しい言語であるGoがこれほど多くの案件を持つのは注目に値します。
また、【2023年2月】プログラミング言語別単価ランキングでは、2021年1月時点と比べてGo言語の案件数は2倍以上に増加しており、その需要の高まりが数字としても表れています。こうした背景から、Go言語の案件は増加しているといえるでしょう。
副業のニーズが高い
Go言語は、副業市場においても高いニーズを誇っています。たとえば、2023年の副業スキルランキングではGo言語が第1位に選ばれており、Go言語は副業でもニーズが高いとことが伺えます。
また、Go言語を活用した副業・複業の成約実績の調査でも上位にランクインしており、実務レベルでのニーズも増加していることがわかります。
特に、Go言語はモダンなプログラミング言語としてベンチャー企業を中心に採用されており、正社員としての採用が難しい中で、副業人材から契約をスタートし、後に正社員登用を視野に入れる企業も少なくないとされています。こうした背景から、副業としてGo言語を活かすことは、スキルアップやキャリア形成の観点でも大きなチャンスとなるでしょう。
出典:SOKUDAN Magazine(https://magazine.sokudan.work)
Go言語の副業を行うメリット
Go言語の副業を行うことで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
高収入が期待できる
Go言語の副業を行うことで、高収入が期待できるというメリットがあります。
Go言語の副業は、他の言語と比べて高単価な案件が多いのが特徴です。「2024年エンジニア言語の年収ランキング|フリーランス副業編」によると、Go言語は副業・フリーランス案件において最も時給が高く、平均6,755円と報告されています。
週に1日程度の稼働でも月20万円以上を稼げる案件もあり、本業に支障をきたさずに効率的に収入を増やすことが可能です。稼働時間やスキル、実績に応じて報酬が上がるため、努力が報酬に直結しやすいのも魅力です。
スキル・知識が向上する
Go言語の副業に取り組むことで、スキルや知識の向上が期待できます。
副業によって通常の本業では経験できないような業務に携わることで、業務外の時間を活用しながら実践的な経験値を積むことができるため、自然と技術力が鍛えられます。また、副業で得た知見やノウハウは本業にも還元できるため、相乗効果によって全体的なパフォーマンス向上にもつながるでしょう。
さらに、「副業したいプログラミング言語ランキング」によると、Go言語は3位にランクインしており、需要だけでなく学習ニーズも高いことがうかがえます。このように、Go言語の副業はスキルや知識の向上に直結するため、キャリア形成にも大きなメリットがあるのです。
キャリアの選択肢を増やせる
Go言語の副業に取り組むことで、自身のキャリアの選択肢を広げることができます。
たとえば、Go以外の言語で本業を行っている人は副業として小さくチャレンジすることで、自分の適性や興味を確かめながら、Go言語に関連する分野へとステップアップすることが可能です。
Goは今後さらに需要が高まるとされる言語であり、そのスキルを持つ人材は貴重な存在です。そのため、将来的にはマイクロサービス開発やクラウドネイティブなシステムのエンジニアへキャリアチェンジしたり、フリーランスとして独立したりと、さまざまな進路を視野に入れることができるでしょう。副業を通じて新たな可能性に気づくことが、キャリア形成の大きな一歩になるはずです。
Go言語の副業案件の単価
Go言語の副業案件の単価はどの程度なのでしょうか。
上の「2024年エンジニア言語の年収ランキング」によると、フリーランスのGo言語エンジニアの平均年収は1,362万円、月収に換算すると約113万円にも上り、他の主要言語と比べても高い水準となっています。また、「Qiitaエンジニア白書2022」によると、年収800万円以上の割合が高い傾向にあるのは、GoとRustとなっています。
ITエンジニア向けのフリーランス・副業案件を取り扱う弊社のサービス「ベスキャリIT」でも、Go言語案件は月単価80万〜100万円前後のものが多く見られます。
このように、Go言語を活かした副業は収入面でも大きなメリットがあるといえるでしょう。
Go言語の副業案件で高収入を得るためのポイント
Go言語の報酬の水準は高いですが、副業案件でさらに高収入を得るためにはどのようなポイントを抑えればよいのでしょうか。
開発経験
Go言語の副業で高単価を目指すうえで、実務における開発経験は重要です。特に、WebサービスやAPI開発、データベース設計、ネットワーク構築といった実案件でよく使われる領域のスキルは評価されやすくなります。
「Go Developer Survey 2019」によると、Go開発者の多くはWeb開発やDevOps領域での業務に携わっており、副業案件でも同様の経験が求められることが多いとされています。また、クラウド環境(GCPやAWS)やインフラ関連の知識も重視される傾向にあることがわかります。
特に3年以上の開発経験があると、即戦力として高単価案件への参画がしやすくなり、副業でも安定した収入を確保しやすくなるでしょう。
フレームワークの知識・スキル
Goの副業案件で高収入を得るためには、フレームワークの知識やスキルを身につけておくのがよいでしょう。
高単価のGoの副業案件では、標準ライブラリだけでなく主要フレームワークを使いこなせるかどうかが評価の分かれ目になります。とくにマイクロサービスやWeb API 開発を行う企業では、ルーティングやミドルウェアを手早く実装できるGinやEcho、高速処理で注目されるFiber、テストとホットリロードが充実したRevelといったフレームワークが採用されるケースが多く、これらの習熟度が生産性と品質に直結します。
フレームワークを理解していれば、ルーティング、認証、ロギング、DI などの共通機能をゼロから組まなくても済むため、短い稼働時間でも高いアウトプットを示しやすくなるでしょう。
セキュリティの知識
Go言語を用いた副業案件では、WebサービスやAPI開発を手がける機会が多く、セキュリティの知識は欠かせないスキルのひとつです。とくに外部との通信や認証処理が絡むシステムでは、データの漏洩や不正アクセスを防ぐ設計と実装が求められます。
たとえば、OAuth 2.0やJWTを用いた認証処理の実装経験、脆弱性対策を考慮したコーディングスキルが求められます。さらに、HTTPS通信の徹底、CORSポリシーの正しい設定、パスワードのハッシュ化など、基本的なセキュリティ対策の実装能力も重要です。
セキュリティを意識した設計と実装ができるエンジニアは、副業でも即戦力として重宝されるため、高単価案件を安定して受注しやすくなります。
クラウドネイティブの知識
Go言語の副業案件で高収入を得るには、クラウドネイティブの知識を身につけることが有効です。クラウドネイティブな環境では、マイクロサービスやコンテナ、Kubernetesなどの技術が活用されており、Go言語との相性もよいです。これらの知識を持つエンジニアは、高度なスキルが求められる案件で重宝されます。
例えば、Goはコンテナ化されたサービスやクラウド基盤での開発によく使われており、DevOpsやCI/CDとの連携も重視されます。こうした分野で実績やスキルを持っていれば、案件単価が高くなるでしょう。
マネジメントスキル
Go言語の副業案件で高収入を得るには、マネジメントスキルを持っていると有利です。近年では、単なる開発だけでなく、企画段階から参画する案件や、チームを統括する役割を求められるケースも増えています。
例えば、開発と並行してタスク管理やスケジュール調整、メンバーの進捗確認といったマネジメント業務を担当できるエンジニアは、プロジェクト全体の推進力として重宝され、単価交渉でも優位になります。過去にプロジェクトマネージャーやリーダー経験があると、より高単価な案件に参画しやすくなるでしょう。
マネジメントスキルがあると、Go言語の副業案件でも役割の幅が広がり、高収入を狙いやすくなるはずです。
Go言語の副業を始める方法
では、Go言語の副業を始めるにはどのような方法をとればよいでしょうか。
フリーランス向けのエージェントに依頼する
Go言語の副業を始めるには、フリーランス向けのエージェントに依頼するのが効果的です。
エージェントはスキルや希望条件にマッチした案件を紹介してくれるため、自分で営業活動を行う負担を軽減できます。とくにGo言語は需要が高く、週1〜2日の稼働やリモート対応可能な案件も多く見つかる傾向にあります。
エージェントは、実務経験や得意分野をもとに案件を選定してくれます。また、報酬の交渉なども行ってもらえるので、自分では言い出しにくい条件面の調整もスムーズに進めやすくなるはずです。このように、エージェントを活用することで、Go言語の副業案件を効率よく獲得できる可能性が高まります。
企業と交渉をする
Go言語の副業を始めるには、企業と直接交渉して案件を獲得するという方法があります。
これまでに仕事を行ったことのある取引先や、業務委託の求人を出している企業に自らアプローチすることで、副業として案件を受けるチャンスが広がります。企業によっては、週2日や1日数時間といった柔軟な働き方でも受け入れてくれるケースもあり、特にGoエンジニアのような希少なスキルを持つ人材にはニーズがあります。
ただし、この方法は自分で営業を行う必要があります。実績やスキルのアピールが重要になるので、ポートフォリオや過去の成果を整理するのがよいでしょう。
求人サイトで探す
Go言語の副業を始める際には、求人サイトを活用して案件を探すのもよいでしょう。
エンジニア向けの求人サイトのなかには、副業や業務委託OKの案件を掲載しているものもあり、週数日やリモート対応など柔軟な条件で働ける案件も見つけやすいでしょう。また、アルバイト紹介サイトやクラウドソーシングサイトを利用すれば、比較的短期・低稼働の案件にもアクセスできるでしょう。
幅広い求人を効率的に探せるため、初めて副業を行う人にとっても取り組みやすい方法ではありますが、自分で探して応募するという手間があります。
Go言語のフリーランス案件ならベスキャリITで
Go言語はその高いパフォーマンスやモダンな設計思想から、Web開発やマイクロサービスの分野で高い評価を得ており、副業としても有望な言語のひとつです。高単価な案件が多く、週1〜2日の稼働やリモートワークが可能なものも多いため、本業と両立しやすく、スキルアップやキャリア形成にもつながるでしょう。
Go言語を活かした副業を始めるなら、ITエンジニア向けの副業・フリーランス支援に特化した「ベスキャリIT」の利用がおすすめです。ベスキャリITでは、IT業界に精通したアドバイザーが、スキルや希望条件に合わせて最適な案件を提案。常時10,000件以上の案件を保有しており、週1日から可能な副業案件や、リモートワーク可の柔軟な働き方、Go言語など特定スキルに特化した高単価案件など、多彩な選択肢を取り揃えています。
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